待ち遠しい篠山城跡の桜の開花
篠山城跡の桜は、全国桜名所150選にも数えられており、その開花は市民にとって待ち遠しくもあり、一大関心事でもあります。3月末の送別に際しては「お城の桜もつぼみをふくらませ・・・」、入学の頃になると「お城の桜も今満開となり・・・」というのが定番でしたが、最近はどうも当てはまらないことが多くなりました。温暖化により春の訪れが目に見えて早くなっています。
いわゆる桜開花の標本木に相当するものとして丹波篠山市にはささやま桜協会による篠山城跡の基準木があります。これで確認ができますが、年々桜の開花が早まっています。特に近年その傾向がよりはっきりしてきました。

桜の開花日を予想するには400度と600度の法則というのがあります。2月1日を起点にして平均気温及び最高気温の積算値がそれぞれ400度と600度になると桜が咲き始めるという法則があります。これを現実の数値と照らし合わせて見ましょう。
篠山城跡の基準木で見る過去17年間の開花日
[table id=71 /]
年を指定して3-4月の気温の推移を見る
結果公表 ほとんど満点
星取表をみると
2014年~2023年 10年連続正解 2020年~2023年 4年連続パーフェクト
それでは結果公表 次ページで
コメント
2023年度の開花予想の答え合わせをしました。
結果は1日違いのパーフェクトでした。10年連続の正解で、パーフェクトとしては実に4年連続でした。
2024年度は3月に入り暖冬化でしたがいわゆる寒の戻りというべき寒い日が続いており、23年よりは遅くなるのは必至です。
桜前線を「400度の法則」で追う 今年の開花日は?
日本経済新聞から
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/seasonal-viz/cherry-blossom-map/#:~:text=%E6%A1%9C%E3%81%AE%E8%8A%B1%E8%8A%BD%E3%81%AF%E7%A7%8B%E3%81%8B%E3%82%89,%E3%81%A8%E9%96%8B%E8%8A%B1%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E3%82%82%E3%81%AE%E3%80%82
マップは一目で400度と開花の状況が分かります。2023年では法則よりかなり早く開花が進んでいることが分かります。
本市の場合は400度の法則では実際の開花のほうが早い。盆地であることから最低気温が低いわりに最高気温は高くなる。平均気温で見ると400度の法則では、早すぎるというわけでしょうか。