はじめに
この40年の推移は、あれこれ数字を並び立てる以前に誰しもが肌で感じています。温暖化です。では温暖化をどんなところで感じているのでしょうか。→グラフで見る平均気温と降水量の20年の変化
酷暑日や熱帯夜の増加といった夏の暑さ、積雪の減少などに見る暖冬傾向があり、数字の上でも見て取れますが、季節の変わり目を感じさせる春と秋は一層顕著です。
春は桜の開花の時です。以前は4月上旬まで待っていたが近年3月中に開花することが多くなりました。桜の開花は温度の蓄積によるとされますが、2月3月の平均気温の大きな上昇がこれを証明しています。
一方、秋は紅葉の時期が遅れ12月に至ることもあります。秋の味覚の松茸も出回りがずいぶん遅くなっています。もとより山の環境の変化で出荷量は激減していますが。いずれにしても人が感じることを数字が物語っています。
気候の変動を感じさせるものには温暖化と並んで大雨があります。これまでの梅雨後期の大雨パターンから大型台風の来襲までの集中豪雨といった例が頻発しています。
1981年~2000年平均気温と降水量
[table id=69 /]
2001年~2020年平均気温と降水量
[table id=70 /]
平均気温の比較
温暖化の影響がはっきり出ていることがわかります。すべての月で1981年からの20年より2001年からの20年が上回っており、20年間で平均0.5度上昇しています。2月の気温上昇は暖冬の影響といえます。
[visualizer id=”904″ lazy=”no” class=””]
降水量の比較
20年間で約10%130mm増加しました。増加は秋に集中しています。一般に東日本では秋に降水量が一番多く、西日本では梅雨の時期に降水量が最も多くなっています。最近20年間では空梅と雨秋の長雨さらに台風での大雨の影響もあり、秋の降水量が増えたことで東日本での傾向に近いといえます。
[visualizer id=”902″ lazy=”no” class=””]
コメント
20年単位で見たときのちがいはグラフにしてみると一層よくわかります。
https://weathernew.sasayama.jp/heikingraph/
ぜひこちらも合わせ見てください。